「模型製作は楽しむもの」
「模型製作は楽しむもの」

最近様々な場所でいろいろな事に出くわす事があるのですが、
其の中でフと思う事が「模型製作はたのしむもの」でしょ!と。

クラブという仲間作りの場があるのですが、
いろいろと苦労されている場もあるようですね。
そんな場の方から聞こえてきたのが、
楽しんで製作し集まりに持ち込まれた作品をネガティブに評価し、
製作意欲を萎ませる光景があるようです。

ネガティブに評価される方は展示会の戦力にならず、
また製作意欲を萎ませるため他の方の製作も芳しくなく、
結果楽しめないという事になるようです。
仕事すら楽しめないところに
新たな飛躍はないようにいわれるくらいなのに
娯楽のはずが苦痛になるのでは
趣味とは言えないのではと感じます。

確かにキットは問題を抱えたものがほとんど、
それらを全て解決して完成しなければならないのほどの義務は、
趣味の模型製作にはないはず。

作者が余暇を楽しめた事がまずスタート、
後に自身の満足度を各々のレベルで上げていけばよい事で、
第三者に左右される物でもないように思へます。

まずは作者がどれだけ楽しめるか
それが大切なように思えます。
いかがでしょうか。

ある合同展で、キット名の誤謬の話題がありました。
たしかに説明されたキット名と完成された作品とは違っているようでした。
それがジョークだったのか、アイロニーなのか判りませんが
この世界にそのような事が必要なのかと疑問を感じましたね。

合同展はアマチュアの集まり、各々の趣味としての集まり、
そのような中でなにを伝えるのでしょう。

作者のスキルの高さを伝えるのでしょうか、
コンテストのようになにかを競うのでしょうか。

各々作者が楽しんで製作した作品を観て頂き、
楽しくお話が出来て僅かに苦労話し自慢話があるのでしょう。

話題の方はもともとスキルの高い方です。周りの皆さん良く御存じです。
しかし其の方が苦しまれて迄スキルの高い作品を製作される事を、
誰も望んではいないでしょう。

仕事も、遊びも、趣味も脂の乗った時季というのはあるでしょうし、
その折にお気に入りの作品が残せればよいのではと思いますが。

趣味での模型作りは気軽に楽しめる事が
其の本末だと思いますが如何でしょう。
楽しんで製作した趣味のもの、
他人の作品を非難してもなんら佳い事にはならないでしょう。
また観る者を惑わせたり、偽って不快にさせる必要もないでしょう。
展示する者披露する者、観てほしく自慢したくまた誉めてもらいたいもの。
観る者素晴らしい作品を楽しんだ作品を観たいもの。
それぞれある一線での出合いが其の喜び、それは作為ではなく。

趣味の模型は楽しめなければ、そこから人は離れ仲間は減る。
仲間を増やすには自身から楽しまなければ。
そんな思いから「模型は楽しむもの」!



                         館長 風の友

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